キケンな四兄弟

もしかしてコイツ・・・いわゆる二重人格!?

ちょっと待って、その前に誰よコレ!?
さっきの変態と全然違うじゃん!

「・・・あり得ない・・・っ」

そう呟いている間に朝礼は終わり、生徒がバラけてそれぞれの教室に向かって歩き始めた。

あの先生、本当にあの変態と同一人物!?
・・・少なくとも、外見はまったく同じだった。声も・・・。

「う~ん・・・一体何者なんだろ、あの人・・・」

「誰がって?」

「・・・へっ?」

振り向くと、見慣れた不機嫌な顔。

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