キケンな四兄弟
「なんだ、来ないのか。じゃあ俺と舞香ちゃん二人で楽しもっか♪」
「待てよ兄貴。俺も行く」
それを聞いて兄貴は、ニッコリ微笑んだ。
乗せられた、と思ったけどまあいい。
「じゃあ決まり。舞香ちゃん、隼人もいいよね?」
「え、あ、はい」
舞香はいまいち状況が分かっていないようだった。
少し、ほっとする。
「じゃあ晩御飯にしよっか! 舞香ちゃんお手製のビーフシチューが冷めちゃう前に!」
兄貴の一言で、みんな席に着いた。