キケンな四兄弟


「隼人は相変わらず目つき悪いね」

「うっせえよ」

「はいはい、冗談なのに」


優人さんがくすりと笑った。

あたしはこの間買った、白いパンプスを履く。

よし、準備オッケー。


「行きましょう優人さん」

「分かってるよ♪ほら、隼人もぼさっとしてないで早く」

「…はぁ」


ため息まじりに玄関を出る隼人。

まずは、三人でバス停へ向かった。

バスを待っている間から、女の子たちの羨ましげで恨めしげな視線をひしひしと感じる。

美少年を二人も携えて、まさに両手に花、って感じ…ハハ。



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