キケンな四兄弟

後ろを向いた隼人の背中から、何かあたしには入っていけないような空気を感じた。

「だーもー、暗い顔してんなよバカ! ほら、メシだろ? 行くぞ?」
隼人は振り返って、眉間に皺を寄せて言う。
あ、いつもの隼人だ…。

「う、うんっ!」
あたしは笑顔で返事して、階段を降りた。

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