キケンな四兄弟

んんー……よく寝た…。寝すぎたかな!?
ふと耳を澄ますと、遠くから声がする。

「…さんっ、高峰さん」
「はっはいぃ!?」
あたしは慌てて飛び起きる。
すると黒板の前の委員長が、あたしを見ていた。
「な…何でしょう、か…?」
やばい、寝てたこと怒られる!?

「高峰さん、二人三脚障害物リレーになったから」

え…っ。
「に、二人三脚障害物リレー?」
「そうです」
うそでしょ!?
それって、一番めんどくさくて人気無いやつじゃん!
最悪!!


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