キケンな四兄弟

「ありがとう! また、話聞いてもらえるかな?」
「もちろんですっ! あたしで良ければ何でも!」
「じゃあ、またよろしくね」
詩織さんはニッコリと笑う。
やっぱり可愛い…!!
「はいっ! じゃあたし、もう戻りますねっ」
そう言って、あたしは自分の教室へ戻った。

「舞香ー、弁当一緒に食べよっ♪」
「いいよっ」
弁当の時間、あたしはアイコとレミと弁当を食べていた。

「舞香ってさぁ…一体誰が好きなのさ?」
食べている最中、アイコがタコさんウインナーを頬張りながら聞いてきた。
「…はっ!?」
「いやぁさ、舞香って、陸人先輩の事かっこいいって言ってるけど、隼人くんとも仲いいじゃん?」
「えぇっ!? ごほっごほっ」
あたしは、食べていた卵焼きをはきそうになってしまった。

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