序列100位のシンデレラ〜冷徹御曹司と、嫁入りから始まる恋をする〜
「何がなんだか知らねえが、敵も念力の使い手か?」
「藤堂天音と都姫が関係している。恐らく、都姫の念力に妨害されている気がするんだ」
「藤堂本家の上位者が、二人も関わってんのかよ」
想像以上に面倒そうじゃねぇかと、路夜は深くため息をつき、着ていたコートのポケットから煙草を取り出した。
「もみじの家は禁煙ですのー!」
「あ、悪ぃ」
だがすぐに、ぽかすかともみじに腕を叩かれ、路夜は煙草を持った手を下ろした。
「で、どうやって転移すんだ? さっさと行って解決しようぜ」
「転移は、もみじの手を握ってもらうだけですの」
授業で挙手をする子供のように、もみじは笑顔で右腕を挙げてみせた。
「本当に簡易だな」
ほらよと、路夜は差し出されたもみじの手をあっさり握ってみせた。
そんな様子を見て花森は、事情が読めてないにしても、鷹泉の実力者なだけあり肝が据わっているなと感心した。
「それでは、帝都中央の時計台に飛ばしますの。皆様、健闘を祈りますの」
「藤堂天音と都姫が関係している。恐らく、都姫の念力に妨害されている気がするんだ」
「藤堂本家の上位者が、二人も関わってんのかよ」
想像以上に面倒そうじゃねぇかと、路夜は深くため息をつき、着ていたコートのポケットから煙草を取り出した。
「もみじの家は禁煙ですのー!」
「あ、悪ぃ」
だがすぐに、ぽかすかともみじに腕を叩かれ、路夜は煙草を持った手を下ろした。
「で、どうやって転移すんだ? さっさと行って解決しようぜ」
「転移は、もみじの手を握ってもらうだけですの」
授業で挙手をする子供のように、もみじは笑顔で右腕を挙げてみせた。
「本当に簡易だな」
ほらよと、路夜は差し出されたもみじの手をあっさり握ってみせた。
そんな様子を見て花森は、事情が読めてないにしても、鷹泉の実力者なだけあり肝が据わっているなと感心した。
「それでは、帝都中央の時計台に飛ばしますの。皆様、健闘を祈りますの」