サクラの咲く頃にキミは
大好きな女の子
「宮井さん俺と付き合ってくれませんか?」
菅原くんはそう言った。
「……っえ」
えっと、何で私は告白?されてるんでしょうか?
今日初めて会ったばかりなのに?
「あ、いやあのさ、実は入学式の前に宮井さんのこと見かけたことあって。それで一目惚れしたんだ。」
「私に一目惚れなんて…でもっ…」
「断られても良いんだ、今はね?」
「な、なんでっ……」
「俺のこと知ってよ。告白したら意識するでしょ?絶対……好きって言わせてみせるから」
そう言って、キラキラと輝く笑顔を私に向けた。
その笑顔に、心臓が高鳴るのがわかったーーーーー