気高きホテル王は最上愛でママとベビーを絡めとる【極上四天王シリーズ】
「以前より色気が増して魅力的になってるのは気のせい?」
「まさか」
重ねたのは年齢くらいではないだろうか。
「陽向がいなかったら、バスルームで襲ってた。だからなにも心配しなくていい。美織を作っている要素すべてが美しさの塊だ」
「史哉さん……」
「もう二度と離さない。どこへも行かせてやらない。美織は僕だけのものだ。いいね?」
独占欲にまみれた言葉が美織を包囲する。とても甘くて、それだけで気が遠のきそうになる。
「もう絶対に離れません」
顔の脇で繋がれた手に力を込めた。
再び手にしたこの愛は、なにがあっても手放さない。そう強く心に誓った。
眼差しに情欲を滲ませた史哉の顔がゆっくり近づいてくる。重なった唇は、さっきよりも格段に熱い。
表面を軽く吸いたてたかと思えば隙間から舌を差し込み、美織の舌を絡めとった。
「ふっ……んん」