ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

大河side

「大河〜!コンビニ寄って帰るやろ?」

「そやな。小腹空いたから」


俺は、グローブをエナメルバッグの中にしまいながら返事をした。



俺の名前は、矢野大河。

野球大好きの野球バカで、この春から中学1年生になる。


今日は、小学1年生の頃から所属している野球チームの練習日だった。


白色のストライプの入った紺色のユニフォームのまま、チームメイトとグラウンドを出る。


12時前に昼メシを食ったところなのに、それから2時間近くも練習していれば、さすがに小腹が空いてくる。


だから練習後は、チームメイトとコンビニに行くのが習慣となっていた。


同じ時期に所属した同い年のチームメイト5人と、いつものコンビニに向かう。


今日は、なににしようかな。

なんて考えながら、チームメイトのあとに続く。
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