ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ
いつもなら、ここからすぐの公園に集まって、芝生の上に寝転がりながらして食べるけど、どうやら今日は腹が減りすぎて、そこまで保たないらしい。


チームメイトたちが、イートインスペースに座っているのが見えた。


「大河〜!お前もこっちで食べるやろ〜?」

「ああ」


そんなに今すぐ食べたか?

と思いつつも、俺も会計を済ませるとそちらへ向かう。


俺を待つことすらできないのか、すでにパッケージを破く音すら聞こえる。


しかし、俺がイートインスペースを覗くと、席は全部で6つ。

5つはチームメイトで埋まっていたが、残りの1つには女子が座っていた。


「…あっ。でも、大河の席空いてへんかったわ」


一番端のヤツが、メロンパンを頬張りながら言っている。


「それなら、オレといっしょに座ったらいいやん!」
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