ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ
俺はそう言って、笑ってみせた。



まさか、あのときコンビニでぶつかったコと、こんなところで再会するとは思わなかった。


――莉子。


まだクラスに溶け込めなくて、なんだか放っておけない存在。


自分じゃ気づかなかったけど、俺はこのときからすでに、少しずつ莉子に惹かれていたんだ。
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