ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ
そして気づけば、この夏で引退を迎える、マネージャー3年目になっていた。
「莉子、おはよ〜!」
「おはよー!」
こうして、すれ違う友達みんながあいさつしてくれるなんて、2年前のわたしは想像もつかなかったことだろう。
「なぁ、莉子!クラスどうやった?」
大河たちと昇降口で上靴に履き替えていると、前に同じクラスだった友達が話しかけてきた。
「わたしは2組だったよ」
「ちなみに、大河と悠とは?」
「…それが、また同じクラスだったんだけど」
「ほんまに!?3人、どんだけ仲いいん!?」
ほら、大笑いされてる。
3人いっしょに3年間同じクラスだなんて、先生が仕組んだとしか思えない。
「そんなに仲いいなら、どっちかと付き合えばいいやん!」
「やめてよー。野球バカと付き合ったら、バカが移るじゃん」
「莉子、おはよ〜!」
「おはよー!」
こうして、すれ違う友達みんながあいさつしてくれるなんて、2年前のわたしは想像もつかなかったことだろう。
「なぁ、莉子!クラスどうやった?」
大河たちと昇降口で上靴に履き替えていると、前に同じクラスだった友達が話しかけてきた。
「わたしは2組だったよ」
「ちなみに、大河と悠とは?」
「…それが、また同じクラスだったんだけど」
「ほんまに!?3人、どんだけ仲いいん!?」
ほら、大笑いされてる。
3人いっしょに3年間同じクラスだなんて、先生が仕組んだとしか思えない。
「そんなに仲いいなら、どっちかと付き合えばいいやん!」
「やめてよー。野球バカと付き合ったら、バカが移るじゃん」