ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ
大河side
青城中学に入学して、無我夢中で野球をしていたせいか、気づけば中学3年生になっていた。
去年の夏、先輩たちが引退してから、俺は野球部の部長に。
悠は、副部長に任命された。
バッテリーとしてだけではなく、2人で力を合わせて野球部を牽引していく。
悠は、的確なアドバイスをしてくれるか、すごく助かる。
そしてもう1人、俺の支えになってくれているのが――。
「なに、これ!また同じクラスなんだけど…!」
3年になった初日の登校日。
クラス分けの紙を見て、驚く1人の女子…。
胸くらいまである髪が、風でなびいている。
そう、莉子だ。
出会った当初は肩までしかなかった髪が、この2年の間にかなり伸びていた。
莉子とは、中1、中2と同じクラスで、しかも席替えもよく隣同士になるほどの腐れ縁。
去年の夏、先輩たちが引退してから、俺は野球部の部長に。
悠は、副部長に任命された。
バッテリーとしてだけではなく、2人で力を合わせて野球部を牽引していく。
悠は、的確なアドバイスをしてくれるか、すごく助かる。
そしてもう1人、俺の支えになってくれているのが――。
「なに、これ!また同じクラスなんだけど…!」
3年になった初日の登校日。
クラス分けの紙を見て、驚く1人の女子…。
胸くらいまである髪が、風でなびいている。
そう、莉子だ。
出会った当初は肩までしかなかった髪が、この2年の間にかなり伸びていた。
莉子とは、中1、中2と同じクラスで、しかも席替えもよく隣同士になるほどの腐れ縁。