ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ
そんな声が聞こえて目を向けると、同じ格好をした6人組の男の子がコンビニに入ってきた。


黒髪短髪、キャップに、白のストライプが入った紺色のユニフォーム。


どこからどう見ても、どこかの学校の野球部だということがわかる。


地元民感溢れる6人組の野球部は、今のわたしにとっては恐怖でしかない。


早く出ていってくれないかな〜。

と思っているけど、いろいろと買い漁っていて、そんな雰囲気ではない。


――しかも。


「オレ、腹減ったから、ここで食ってくわっ」


…なんと、お会計を済ませたものをわたしと同じイートインスペースで食べ始めた!


パンにおにぎりに、スイーツまで…!?

今、お昼の2時だけど、そんなに食べるの!?


しかも最悪なことに、他の部員もイートインスペースを利用しだした。
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