冬の月 【短編】
* あとがき *

「冬の月【短編】」を最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

この小説は、本格的恋愛小説でありながらも、幻想的、ファンタジー的な表現を織り交ぜて書き上げたつもりです。

著者である私自身が、この小説を通じて伝えたかったこと……それは「大切な人を大切に出来ていますか?」という、当たり前のことなのに普段の忙しい毎日の中では忘れがちで出来ていないこと。
また、大切な人だからこそ自分の一番近くに居て忘れていることを、もう一度自分自身で見つめ返して欲しいということです。

本作品の中では、栞の気持ちを汲み取れない主人公がいて、その理由が「大切な人を大切に思う心を知らない」という観点で物語は進んでいきます。

最後にその気持ちに気付く訳なのですが……主人公は「栞に教えてもらった」と思っているのですが、じつは栞もそのことに気付いていなかったことが物語のラストの路上でのシーンでわかります。
つまり、お互いがお互いの心に触れて初めてその「大切な心」に気付いていったわけなのです。

その裏にあったのが「二人の愛」だったと私は思います。

そういう観点でみるとこの物語は「純愛小説」なのかもしれません。

皆さんはどう感じられましたか?


この小説を読んで感じたことや思ったこと、一言でもいいので感想を頂けたら嬉しく思います。

長々と書いてしまいましたが、最後に読んでくださって本当にありがとうございます。

これからもよろしくお願い致します。


夏向ひかる



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