カレンダーガール
5月 意地悪な後輩
私が小児科に配属になるのと時を同じくして、今年も数人の研修医が小児科に配属になった。
剛先生の下にも女の子が1人やってきた。
彼女の名前は川田果歩ちゃん。 24歳。
身長150センチの小柄で色白な女の子で、彼女と並ぶと160センチの私が大女に見えてしまうくらい。
仕事は正確だし、要領はいいし、頭もいい。
一年前の私とはずいぶん違うできのいい後輩に、嫉妬する気にすらならない。
「桜子先生。検査指示はどうしたらいいですか?」
首を傾げながらニコニコ笑顔で聞かれると、私もつい手を貸してしまう。
「検査のオーダーはそのままでいいから、いつもと違うことがあったら必ず剛先生に確認してね」
「はい」
どこに行くにも私や剛先生の後をついて来る果歩ちゃんがかわいくて、私は浮かれていた。
このかわいい果歩ちゃんの本当の性格を、すぐに知ることになるとも知らず・・・
剛先生の下にも女の子が1人やってきた。
彼女の名前は川田果歩ちゃん。 24歳。
身長150センチの小柄で色白な女の子で、彼女と並ぶと160センチの私が大女に見えてしまうくらい。
仕事は正確だし、要領はいいし、頭もいい。
一年前の私とはずいぶん違うできのいい後輩に、嫉妬する気にすらならない。
「桜子先生。検査指示はどうしたらいいですか?」
首を傾げながらニコニコ笑顔で聞かれると、私もつい手を貸してしまう。
「検査のオーダーはそのままでいいから、いつもと違うことがあったら必ず剛先生に確認してね」
「はい」
どこに行くにも私や剛先生の後をついて来る果歩ちゃんがかわいくて、私は浮かれていた。
このかわいい果歩ちゃんの本当の性格を、すぐに知ることになるとも知らず・・・