カレンダーガール
シャワーを出ると、待ち構えていた明日鷹先生に抱き寄せられて寝室へ。
私たちは、不安や心配事を打ち消すようにお互いを求め合った。

「先生。今日は別人みたい。いつもはあんなに優しいのに」
乱れてしまったベットに体を沈めながら、思っていたことを口にする。

「いつもは優しいのに、今日はどうだって言うの?」
「ええっと・・・なんか、肉食系?」
なかなか適当な言葉が見つからない。

明日鷹先生は体を起こすと、私の顔を上から見下ろす。

「男はみんな同じだよ。惚れた女にしか見せないけどね。何なら、もっとワイルドにいきますか?」
そう言うと、再び唇が落ちてきた。

その日、いつも以上に強く抱かれた。
予定していたハンバーグとポテトサラダも出来上がったのは遅い時間で、夜食のような夕食を食べて、私たちは再びベットに潜り込んだ。
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