カレンダーガール
週末。
明日鷹先生と約束の日。

私は日頃溜まった掃除と洗濯を午前中に片付け、クローゼットの前で立ち尽くしていた。

何を着よう?
普段着ているGパンやTシャツではカジュアルすぎる気がするし、スカートにブラウスでは仕事着みたい。
うーん、困った。

結局、膝丈のフレアスカートに、淡い色のニットを合わせた。
いつもは結んでいるセミロングの髪も今日はおろして、あとは化粧もバックも靴も普段通り。

ブー  ブーブー
スマホが震えた。

あ、明日鷹先生だ。

「もしもし」
『もしもし。桜子先生、もう出られる?』

ああっ、時間・・・
気がつけば約束の時間を過ぎていた。

「すいません。準備できました」
『家の前まで来てるから、出てきて』
「はい」
私は急いで階段を駆け下りる。


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