カレンダーガール
「行きたいところとか、食べたい物はないの?せっかくだから、ご馳走するよ」
買い物を終え駐車場の車の中で、次の目的地を考える。
「行きたいところですか?」
時刻は午後6時で、あたりは夕日に染まっている。
「夜景が見たいです」
思いついた物を言ってみた。
「夜景かあ・・・」
考え込む明日鷹先生。
「行きつけの店ではないけれど、思いつくのはフレンチかイタリアン?」
「はぁ?」
びっくりする私。
「えっ?夜景が見えるレストランでしょう?」
明日鷹先生の方もキョトンとしてる。
「違います。そんな高級な店へ行っても、緊張して味が分かりません。私は、普通に公園のベンチで夜景が見たいんです」
「公園のベンチで・・・」
明日鷹先生は訳が分からないって様子。
もしかして、子供っぽいと思われただろうか?
「いいけど、夕食はどうするの?」
ああ、夕食・・・
「母さんの店に行きますか?あそこならお金はかかりませんよ」
深い意図はなく、何気なく言ったつもりだった。
しかし、
「は~」
大きなため息の後、
「僕も人並みに稼いでますから、夕食ぐらいご馳走します。友達のやってる中華料理店が旨いから、そこでいい?」
私の顔を覗き込んで、不機嫌そうな表情。
「はい。ごちそうさまです」
なんだか叱られたようで、私は小さくなってしまった。
買い物を終え駐車場の車の中で、次の目的地を考える。
「行きたいところですか?」
時刻は午後6時で、あたりは夕日に染まっている。
「夜景が見たいです」
思いついた物を言ってみた。
「夜景かあ・・・」
考え込む明日鷹先生。
「行きつけの店ではないけれど、思いつくのはフレンチかイタリアン?」
「はぁ?」
びっくりする私。
「えっ?夜景が見えるレストランでしょう?」
明日鷹先生の方もキョトンとしてる。
「違います。そんな高級な店へ行っても、緊張して味が分かりません。私は、普通に公園のベンチで夜景が見たいんです」
「公園のベンチで・・・」
明日鷹先生は訳が分からないって様子。
もしかして、子供っぽいと思われただろうか?
「いいけど、夕食はどうするの?」
ああ、夕食・・・
「母さんの店に行きますか?あそこならお金はかかりませんよ」
深い意図はなく、何気なく言ったつもりだった。
しかし、
「は~」
大きなため息の後、
「僕も人並みに稼いでますから、夕食ぐらいご馳走します。友達のやってる中華料理店が旨いから、そこでいい?」
私の顔を覗き込んで、不機嫌そうな表情。
「はい。ごちそうさまです」
なんだか叱られたようで、私は小さくなってしまった。