カレンダーガール
カラオケに行き、さらにお酒を飲み、学生の頃のようにバカ騒ぎをし、最後の店を出たのは午前4時前。
さすがにここまで酔っぱらったのは久しぶり。
今腰を下ろせば、どこででも寝れそうなくらい眠い。

「こんな時間まで、付き合わせてすみません」
別れ際に唯ちゃんが謝ってくれたけれど、
「いいのよ。本当に楽しかったわ」
これは、私の本心。

最近溜まっていたストレスを発散できたと思う。

「桜子。私はこのままあなたの家で仮眠取ってから仕事に行くわ」
「そうね、そうしましょう」
唯ちゃん達と別れた後、紗花と2人我が家に向かう。

「今日は合同カンファだから、紗花も一緒だよね。寝坊しそうになったら、起こしてね」
このまま1人で寝たら起きられない気がする。

我が家に帰宅した私と紗花は、目覚ましを4つも並べ仮眠を取ることにした。
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