カレンダーガール
「待ってください。丈夫です。仕事は出来ますから」

「あぁ?大丈夫?」
すごく怖い顔。

「何考えているんだ。心構えの問題だろう。仕事をなんだと思ってるんだっ」
初めて、怒鳴られた。

「すみません。でも、本当にちゃんと仕事はできますから」
必死に訴えたけれど、
「ふざけるな」
怖い顔で睨まれてしまった。

周りの先生達もチラチラとこちらを見ている。

「君がなんて言おうと、今日は何もさせない。それでもいたいなら勝手にすればいい」
それだけ言うと、明日鷹先生は立ち去った。


その後、私は謝りに行った。

遅刻したことと二日酔いで出勤してしまったことに、深々と頭を下げた。
しかし、許してはもらえなかった。
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