私は幸せです〜あなたを好きになってもいいですか?〜
「お母さんに頼んできたよ」

「いいって言ってた?」

「うん!腕がなるわー!って言ってた」

「流石桜のお母さん!でも間に合うかな?」

「大丈夫!実は衣装は大体できているから少し修正するって言ってたし、星ももとからあるから届けるだけって言ってた」

「さ、流石花崎…」

「それよりもちょと遊ぼっか」

「遊び?」

「うん。今スケート会場は整えて練習とかできないけど他のところとかなら開いているし練習だけじゃつまんないから遊ぼうよ!」

「それすごく楽しそう!」

「でしょ!暇つぶしにもなるし!そうと決まったらお母さん達が来るまで遊ぼー!」

「おぉーー」

そうして桜と一緒に別のスケート場に向かった

「次はどっちが3回転多くできるかね」

「それ桜が勝つじゃん!」

「ふふっでも楽しそうだからいいでしょ?」

「まぁ…でもできるかな?」

「できる、できる〜」

「ふふっ雑だな。あれ?桜のケータイなってない?」

「えっ?本当だなってる。」

「もうついたんだね」

「そうだね。この勝負はお預けだね。戻ろっか」

「うん!」

「桜〜」

「お母さん!」

「良かった間に合ったようね」

「うんバッチリ」

「あら三咲ちゃん」

桜のおかあさんは私に気がついたようだ

「久しぶりね」

「お久しぶりです。忙しいところわざわざすみませんでした」

「顔を上げて。ね?私が好きでやってるのだから謝らなくていいのよ。それに桜からの願い事なんてなかなかないから張り切ってしまった私が悪いわ」

「そんなことないです!私の方が悪くて…!」

急に呼び出してしまったのに怒らない桜のお母さん心が広い

「二人共そこまで。お母さんも三咲も落ち着いて」

こうゆうとき桜が場を収めてくれる

「それもそうね。取り乱してしまったわ。ほらこれに衣装が入っているわ。それと星は花崎のものが降らすのだけどいいかしら?」

「いいの?他に仕事とかないの?」

「その心配はないわ。しっかりした社員達よ?終わっていないわけがないわ」

すごい…絶対忙しいのに助けてくれる。こんな大人に私もなりたい…

「そういえば時間大丈夫なの?」

時間?

「やばいよ桜!時間がもう少ししかない」

「ほんとだ!急がないと!」

私たちは慌てる

「あの、桜のお母さんにも見てほしいので特等席を用意したんです!」

「私に?」

「はい!せっかく来ていただいたので一番見渡しがいいところを用意しました」

「そんな悪いわ」

「お母さん気にしなくていいからね」

「そう…じゃぁ遠慮なく特等席で見るわね」

「はい!」

「三咲よし着替えよう!」

「そうだね」

「みんなをびっくりさせるような演技にするよ!」

「うん!みんなをびっくりさせよう!」

そうして私は更衣室で渡された衣装に着替える

「これ私に似合うのかな?」

この服可愛い子専用のような衣装

「とりあえず着替えて桜と合流しないと」

「あっ!みさ!」

「ひゃわ!」

急に抱きつかれてびっくりした

「みさそんな格好で出るの?」

「うん…。やっぱり私似合わないよね…」

「え?そんなことないよとってもかわいいよ!」

「ほんとに?」

「うん!」

「そっか嬉しいな!ありがとう!少し元気が出たよ」

「なら良かった〜!」

「三咲!と冬夜!」

「桜!とても綺麗!」

「そうかな?三咲も可愛いよ!」

「嬉しい!」

「二人とももうすぐ休憩時間終わるよ~?」

「え?ほんとだ!」

「よし!三咲みんなを驚かすよ〜!えいえい」

「「お〜」」

「冬夜もびっくりしてね?」

「びっくりする?なんかわからないけど面白いことが起こりそう〜!」

キラキラした笑顔で話してる冬夜が可愛くてつい

「ふふっ可愛い…」

っと言ってしまった

「え〜!?ほんと?みさに言ってもらえると嬉しいな」

ほんとに可愛い

「話が脱線してる…」

あわあわしてる桜

「そろそろ移動しようか」

「そうだね!」

「じゃぁ〜頑張るぞ〜!」

「うん!頑張ろう!」

そんなに立たないうちに冬夜の声が会場に響く

「みんな休憩はできたかな?それでは最後のチーム、咲く舞桜お願い〜!」

「三咲行こう!」

「うん!」

そうして私達は演技をする

はじめは軽やかに君とあえて良かったって思えるような演技にそしてだんだんと信じられないような気持ちになったような荒いような演技で

"空からあなたが私を見ているって思うのー"

「三咲!」

「うん!」

桜の声を合図に暗い色の服から派手で温かいような色をした服になる

「「「わあぁぁぁ!!」」」

みんなびっくりしてくれてる

冬夜もびっくりしてる

ここは派手に動く

「"また見つけられた宝を私は大切にできる?"」

わからないよ…。見つけた宝をまた失ってしまうかもしれない…だけどこの歌詞にもあるように

「"でも私は…なんて過去に囚われてたけど…この人たちと楽しく〜過ごしたいー!"」

私も今を楽しく過ごしたい!

「三咲」

「うん任せて」

二人でトリプルアクセルをする

「「すごい…!!」」

みんなが私達を見てくれてる

「最後の仕上げだよ…」

「"あなたは私の宝物"」

そこでキラキラした星がふる

観客の方にふるようにしてるからスケートリングには星は落ちてこない

「すごいキラキラしてる」

「お星さまだ!」

そんな声が聞こえる

「みんな楽しんでくれたかな?」

そう桜が言うと冬夜や春夜も戻ってきたのか司会を始めた

「咲く舞桜のお二人ありがとうございました〜」

「これで演技は終わりだ。次は投票タイムだ!みんながいいと思ったチームに入れてくれ」

みんなが投票してる間私たちは集まった

「みさ〜桜〜あれが言ってた"びっくりすること"?」

「うん!みんなびっくりしたでしょ?!」

「確かにしたが衣装やら星やらどうやって準備したんだ?」

「それは私のお母さんが用意してくれたんだよ」

「流石木ノ葉さんノリノリだっただろ?」

「すごい!やっぱり大樹!」

やっぱり血が繋がっているとわかるんだね

「どのチームが一位になるかな?」

すごいワクワクが止まらない
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