スパダリな夫はケダモノな本性を隠せない
結局いつも通り、凪沙は悠真が出社してしまった後で起きる羽目になってしまった。
遠い目になりながら、昨夜のことを思い出す。
最初はうまくいきそうだったのだ。
夕飯を食べ終わり、テレビを見たりお茶を飲んだりしてまったりと過ごした後、お風呂に入ることに。これはいつも通り、代わり映えのない日常だ。
先にお風呂に入るね、と悠真に告げてから入浴を済ませ、入れ替わりに彼が浴室へと入っていた。
いつものパターンとしては、風呂に入ったあとリビングで水分補給をしている凪沙を悠真は抱き上げて寝室へと連れて行く。
それはわかっていたので、すぐさまベッドに寝そべって寝たふりをすることにしたのだ。
「あれ? 凪沙? 寝ちゃったの?」
少しして寝室に悠真が入ってきた。だが、タオルケットに包まって目を閉じたまま、眠ったふりを続ける。
すると、少ししてベッドが揺れた。悠真がベッドに寝転がったためだ。
「凪沙、好きだよ」
そう言うと、彼はチュッと唇にキスをしてきた。思わず反応しそうになったが、グッと堪える。
あとは「おやすみ」という言葉を聞けば、ミッションクリアだ。
遠い目になりながら、昨夜のことを思い出す。
最初はうまくいきそうだったのだ。
夕飯を食べ終わり、テレビを見たりお茶を飲んだりしてまったりと過ごした後、お風呂に入ることに。これはいつも通り、代わり映えのない日常だ。
先にお風呂に入るね、と悠真に告げてから入浴を済ませ、入れ替わりに彼が浴室へと入っていた。
いつものパターンとしては、風呂に入ったあとリビングで水分補給をしている凪沙を悠真は抱き上げて寝室へと連れて行く。
それはわかっていたので、すぐさまベッドに寝そべって寝たふりをすることにしたのだ。
「あれ? 凪沙? 寝ちゃったの?」
少しして寝室に悠真が入ってきた。だが、タオルケットに包まって目を閉じたまま、眠ったふりを続ける。
すると、少ししてベッドが揺れた。悠真がベッドに寝転がったためだ。
「凪沙、好きだよ」
そう言うと、彼はチュッと唇にキスをしてきた。思わず反応しそうになったが、グッと堪える。
あとは「おやすみ」という言葉を聞けば、ミッションクリアだ。