スパダリな夫はケダモノな本性を隠せない
 ――もしかして、私に触れなくなってしまったのは……。余所に女の人を作ったとかじゃないよね?

 不安で青ざめる凪沙には気がつかず、彼女は「先生に郵便物届けてくるわね」と受付を出て行く。

 残された凪沙は、ただ呆然としたままディスプレイを眺め続けるしかできなかった。


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