twilght
「あ、きたきた」
「ごめん、ちょっと終礼長引いちゃって」
「私も今来たところだから大丈夫だよー」
「ありがとう二木ちゃん」
二木ちゃんは優しい
だから悔しいけど嫌いになんてなれない
「よし、じゃあ全員集まったし始めるかぁ」
「とりあえず今日決めないといけないことは、大まかなテーマとあらすじだね」
「一応俺なりに何個か候補絞ってきたから見てほしい」
「あ、ミュージカルいいね」
「他と被ることなさそうだし俺も一番いいなって思ってる」
やっぱり二木さんと水野の2人は別格だ
息がぴったり合ってて私の入る隙間がない
1人場違いみたい
こんなことなら脚本家になんて立候補するんじゃなかった
やっぱ私なんか水野には釣り合わない