Lemon Sour〜愛を信じたあの頃〜

☆関係☆

☆関係☆
その日以来、飲みに行った後はユーマの家に行くことが当たり前になった
時には何人かで集まってDVD見ながら宅飲みしたりもした

誰かがお酒を倒して絨毯にこぼしても、ユーマは怒らない
逆に笑って許すユーマ
心が広いというかなんというか

飲んで、泊まって、次の日帰って

どっちにしろ家に行くならって、ユーマの家付近の居酒屋に行くことも多くなった


3〜4人で飲んだり、泊まることが増える中、寝る時は必ず私とユーマの2人がベッドで寝るんだ
他の人はソファだったり、どこかに収納してあったらしき布団

誰も不思議に思わないのか、とても自然にそうなった

友達以上かはわからないけれど、明らかに以前よりユーマを近く感じることができた


また一つ、ユーマについてわかったことがある
彼は根本的な寂しがり屋
だって、寝る時いつも隣にいる私を強く抱きしめる癖があるの

その温かい腕の中で、幸せに満ち、私も眠りに入る


でも、一線を超えたのはあの日1回きり
2人っきりの時は、何度か雰囲気に流されそうになったけど
「それ目って思っちゃうかもよ?」
確かめたくてカマかけたら
「それはいやだな」
即答で直前なのにすぐに辞めてくれた

代わりに普段よりより強くぎゅっと抱きしめるの

それがどれだけ嬉しかったか


それ目的?の返答に違うと言いつつも、ほとんどの人はその日は雰囲気に任せて最後までやるでしょう?
直前で辞める人なんてほぼいない
限界に達した理性を保つことなんて相当相手を大事に思っていないとできない
いや、大事に思っていてもできない人が大多数だと思う


朝起きると、隣にユーマがいない
スマホを探していると、ガチャリと玄関が空いた
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