Lemon Sour〜愛を信じたあの頃〜
「もう好きじゃないよ」
「好き、だ・っ・ただけ」

全部ウソ…

だってこんな気持ちになるのは、恋しかないじゃない


他人のことなら、言える
『それまだ好きじゃん!認めなよ〜』って


やだ、認めたくない
認めるなんてしたら、どうなってしまうかわからないから

それくらい自信ない

認めてしまったら、君への好きをコントロールできる自信なんてどこにもない


巡る気持ちを隠しながら、みんなと彼女の話を笑いながらイジる
それを君は照れたような表情で受け入れるから
恋してる顔

見たこともないような笑顔での思い出話


それに私は笑いながら乗るけど
心の底ではどうしようもないくらい嫉妬している
会ったこともない女に

無条件に君の隣にいれる
ただそれだけで

羨ましくて羨ましくて仕方がない


私の方が一緒にいた
ずっと前から君を見ていた

それでも君が一番の笑顔を見せるのは、私じゃない
他の女の子


私が、欲しかった笑顔




ねえ、私に彼氏ができても、あなたはなんとも思わないのかな?


あの時、どんな気持ちで私を抱いたの?


一度でも、私を愛おしく思ってくれたことある?


かわいいって思われたいんだよ
だから、服装だって気にするの

純粋って思われたいから
いきすぎた自分の話はしない

楽しいって思ってほしいから、
笑えるようなことを言ったりやったりもする


毎回、君が笑っているかどうか確認して
笑ってくれてたらすごく嬉しくて



もう自分じゃどうしたらいいかわからない

ダメなのに…

わかっているのに…


でも同じくらい
自分にはどうすることもできないってこともわかってる

泣きそう

ここまできたら、もうどうしようもない

ユーマの彼女さん、ごめんなさい
キョータ、ごめんね
ユーマ、ごめん

私捨てられていなかった

あの時以上に気持ちが膨らんでいた


もう怖いくらいに




やっぱり君が好きだ


この気持ちはどうやったって消えない
君に会ってしまうと、あっという間に覆される
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