Lemon Sour〜愛を信じたあの頃〜

☆変化☆

☆変化☆
数ヶ月後

「別れたい」
「…」

涙が止まらない
我慢しなきゃって思っていたのに、そんなの一瞬で崩れた

なんとなく予感はしてた
一週間連絡なくて
自分だけ寂しいなんて悔しいから
絶対自分からは連絡しないなんて変な意地張って

後悔、悲しみ
色んな感情が混ざり合って
涙は溢れるのに、流してくれない

1年3ヶ月の恋が幕を閉じた



彼氏に振られたショックで、昼夜関係なく遊びまくってから2週間
懐かしい名前がスマホを照らした

「もしもーし」
「おう、マリ!どう最近?元気ー?」
「彼氏と別れて荒れてるよ!」
「マジか…そりゃあ…なんがごめん…」
ユーマのことだから軽く聞き流すと思ったのに、予想以上に申し訳なさそうな声に少し戸惑った

「いや、元々上手くいってなかったし…予想はしてたから…!
気にしないでよ」
なんの言い訳してんだ、私は…

「てか、どしたの?久しぶりじゃん」

「実はさ…」

この時私は、とにかく1人の時間を作りたくなかった
考えたくなかったから、忙しくして、疲れ果てるまで遊んで、飲み明かす日々

「で、私に相談したいと?」
「あーでも今人の恋愛相談とかさすがにりキツいよな?」

「いーよ
ちょーど明日暇で飲み相手探してたし
相談乗る変わり愚痴でも聞いてよ」

「えっ、まじ?お、おう、ありがとう!
じゃあ、場所と時間LINEする!」
ピッ


よし…明日の夜か
最後にぐっすり寝たのいつだっけ
飲み会参加して、友達とオール、大学直行
寝れる授業は寝て、終わったらまたネオンの光に溶け込みに行く
荒れ果てた生活は日常化
家に帰るのは2〜3日に一回、着替えを取りに帰るだけだ


「ユーマ?」
久しぶりに見たユーマの表情は、明らかに雲がかっていた
彼女と上手くいってないって…そんなにやばいの?

「ごめんなー、急に…相談できる人あんまりいなくてさ…」
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