Lemon Sour〜愛を信じたあの頃〜
私の知らないところで、何度も2人で会っていた…
その結果本当に惹かれあったのかわからない
人のものを欲しくなる人間の本能なのか

私への態度も変わらないまま

2人は結ばれていた


それを告げられた日、暗くて寒い雪の日の夜、私は急に一人ぼっちになった
彼氏と別れ、やっと付き合えると伝えた矢先、想定もしなかった答え
世界で一番信用している女の子と
世界で一番信用していた男の子に
同時に裏切られて

信用できる人も
寄り添える人も
支えてくれる人も

全部が一瞬にしていなくなった


泣き崩れた時の感情は今でも痛いくらいに覚えてる
冷えたアスファルトの感触が心とシンクロした

全てを信じてた自分がバカみたいで

『応援する!』
『がんばって!』

全部全部嘘だったと知った時

人は人間不信に陥る


コンちゃんと出会ったのはちょうどその頃だよ
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