片想いをしていたエリート同期がお見合い相手でした。


「ただいまカレン」

「はい! 旦那様なら今書斎にいらっしゃいます」


 そうなのか、でも今は疲れたし少し寝たい。お父さんに会うより先に、だ。


「カレン、私の部屋ってそのまま?」

「はい、ですがちゃんとお掃除はさせていただいてます」

「じゃあ、寝てもいいかな?」


 カレンに了承を取ると、私はまっすぐ部屋に入り休むことにした。


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