片想いをしていたエリート同期がお見合い相手でした。
「心茉、時間あるしランチでもどう?」
「そうだね……だけど、お兄ちゃんは久しぶりにこっちきたんだし友達とかとご飯行かなくていいの?」
「そっちは夕飯に行くことになってるんだ、だから夕方までは時間ある」
お兄ちゃんは、大学は都内の大学に行っていたから結構こっちにお友達がいる。一度も会ったことはないんだけど月一で遊びにこっちに来るくらいだから結構仲良しなんだろうなと思う。
「そっか、じゃあこの近くにできた商業施設にオープンしたばかりのお店あるから行ってみようよ」
「おう、俺わかんないから案内して」
「うん。私も微妙だけど」
お兄ちゃんにエスコートされて車に乗り込むと私はスマホでその施設名を検索をかけてナビを設定する。
その通りにナビがそこまで案内してくれたおかげで施設の駐車場まで辿り着いた。
そこから施設に入りお店を探してお昼時だからかとても並んでいて順番が来るまで待ち席に案内されたのは三十分後だった。
それからご飯を食べてスイーツも食べ終えて、住んでいるマンションまで送ってもらった。