片想いをしていたエリート同期がお見合い相手でした。


 ***

「おはようございまーす」


 朝、なんだかドキドキしながら会社に出勤した。昨日の今日だし、あんなに毎日顔を会わせていたのにオドオドしてしまう。


「おはよう、醍醐。プレゼン資料ここ置いておくな」

「あ、うん。了解」


 普通に振る舞ってくる橘花に唖然とするけど、まぁ仕事だしなと切り替えて私も普通に話す。気にしても仕方ないので、パソコンの電源を入れてファイルを開く。

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