片想いをしていたエリート同期がお見合い相手でした。



「そうなのね……本当は二人で頑張ってほしいけど、結構大きな企画だし私もフォローするね」

「あぁ、頼む」

「了解」


 私は手元にあったメモに色々書き込み、仕事用ファイルにその企画書を入れた。


「まぁこれくらいかな」

「うん」


 橘花は「お疲れー」とか言ってもう会議室から出ていってしまった。いつも思うけど、出ていくの早いなぁなんて思いながら机に散らかしていたものを整頓する。


「醍醐、今日飲み行かない? 久しぶりにみんなで」

「え! 行きたい」

「了解、じゃいつも通り店に集合ってことで」
 



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