片想いをしていたエリート同期がお見合い相手でした。



「よかったね、おめでと」

「ありがと〜本当にやっとだよ、ここまでくるのに四年もかかるなんて思わなかった……あと、もう一つ報告があるんだけど」

「報告?」

「うん! 私、結婚することになりました!」


 結婚? って、結婚!?


「えっ、白川おめでと! 相手は? 相手誰!?」


 私がそう言うと斜め前に座っていた姫野くんが手を挙げた。

< 6 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop