マーメイド・セレナーデ
「真知、寒い……」
起こした上態を元に戻して、うつ伏せに横になる。枕に頭を埋めてじっと目を凝らしてみるとぼんやりとその輪郭がつかめてきた。
半分、布団に埋もれた翔太がぱちぱちと眠たそうな眼をしてる。
翔太もうつ伏せになってて、気を抜けばまた夢の国に行ってしまいそう。
目測で手を伸ばせば、翔太の髪に触れた。
つつーっと輪郭を辿って、その頬に手を置くころには暗闇に慣れた目は翔太をはっきりと捉えることが出来た。
急に視線を肌で感じるようになったからきっと、翔太が目を開けたのだとおもう。
手から伝わる振動で彼が目を擦ってるのがわかる。
その手をそのままベッドサイドへ伸ばしたと思ったら淡いオレンジ色の光が視界一杯に入った。
急に付いた明りに驚いて目を閉じてしまったけど、恐る恐る目を開けたら同じような顔をした翔太がすぐそばに居た。
起こした上態を元に戻して、うつ伏せに横になる。枕に頭を埋めてじっと目を凝らしてみるとぼんやりとその輪郭がつかめてきた。
半分、布団に埋もれた翔太がぱちぱちと眠たそうな眼をしてる。
翔太もうつ伏せになってて、気を抜けばまた夢の国に行ってしまいそう。
目測で手を伸ばせば、翔太の髪に触れた。
つつーっと輪郭を辿って、その頬に手を置くころには暗闇に慣れた目は翔太をはっきりと捉えることが出来た。
急に視線を肌で感じるようになったからきっと、翔太が目を開けたのだとおもう。
手から伝わる振動で彼が目を擦ってるのがわかる。
その手をそのままベッドサイドへ伸ばしたと思ったら淡いオレンジ色の光が視界一杯に入った。
急に付いた明りに驚いて目を閉じてしまったけど、恐る恐る目を開けたら同じような顔をした翔太がすぐそばに居た。