御曹司様はあなたをずっと見ていました。
足手まといかも知れない
しかし、ふざけていても、直ぐに仕事の話になると、真剣な表情になる3人だ。
コミュニケーション能力の高い赤沢さんは営業能力に秀でているし、細谷さんは分析能力に秀でているのでマーケティングも的確にターゲットを絞っている。
もちろん、進一郎さんは持ち前のビジネスセンスと人脈を活かしている。
考えてみると、最強の3人がここに揃っているのだ。
そんな人たちと一緒に仕事ができるなんて、とても光栄な事なのだ。
すると、珍しく3人が早めの時間に揃ったので、進一郎さんは嬉しそうに話し始めたのだ。
「全員が夕食の時間に揃う事なんて、あまりないことだから、これから何か食べに行かないか?」
すると赤沢さんは両手を上げて喜んだ。
「いいね~もちろん高宮のご馳走だろ?早く行こう!」
細谷さんもニコニコと笑顔で頷いている。
「梨沙も大丈夫だろ?じゃあ皆で出発だ。」