運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-

今宵はクリスマスイブ。
ニットの白のワンピースとニーハイブーツ
胸の下まである明るく染めた髪をゆるーく巻いて
コツコツと夜の都会の街に私は出かける

今日は寒いからプレゼントで貰ったダウンを
羽織る、、少しまだ寒いな息が白くなる

もう街はすっかりクリスマスムードで
仲良さげにカップル達は手を繋いではしゃいでる

私も時計台の前で大好きな人の連絡を待つ
手を擦りながら口元に持っていき息を吐く

寒いな〜前に約束したから忘れたとか、、?
待ち合わせの時間はとっくに過ぎても彼は来ない

〜♪ポケットからメッセージの通知音が届いた


「紗奈ごめん今日は行けない。俺と別れて欲しい」

私は急いで彼に電話をいれた、、
1コール2コール、、やっと彼が出てくれたって

「もしもし〜あの彼にもう電話しないで貰える?私が今日から彼女なので迷惑です」

「ちょっと、、貸して」彼が少し怒り気味で
電話先の可愛らしい声の彼女に後ろから
話してるのが聞こえた

「斗真どゆう事?説明して納得できない」

「本当にごめん。また連絡する」

後ろからギャーギャーと怒る声が
その彼女は声が高いから電話越しでもわかる程
凄い怒ってるのが伝わりすぐさま電話が切れた
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