運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-


早瀬さんと高速の中でお互いのプロフィールを
話していた「私は25です」「俺は30」とか
出身地はどこ?とかお互い地元が近いとか
血液型は同じO型だっとかまさかの誕生日まで一緒でびっくりな事もいっぱいあった

仕事の話はお互い触れなかったけど
早瀬さんって一体何してる人だろう

本当に些細な事を話していたらあっという間に
海が見えてきた冬の海って凄い綺麗に思う

車を止めてお互い砂浜に降りる
「綺麗〜心が浄化されてる気分だな」
私はうーーんと腕を伸ばして息を吸って吐く

「俺冬の海好きなんだよ何かあったらいつでもここに来てボーッとして帰るとか」

ニコッと笑う早瀬さんを見て私も微笑み返す
私の事情はきっと聞かない優しい早瀬さんだから
けど何となく何かあったんだろうって思って
ここに連れてきてくれたんだよね

どこまでも早瀬さんの優しさに甘えっぱなしだな
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