運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-

「早瀬さん本当ありがとうございます」

私が彼の事はもう早瀬さんには言わないでおこう私の不幸話聞きたくなんてないだろう

早瀬さんに話しかけようとした時に
スマホから~♪音楽が流れる

-斗真- 画面を見て私は青ざめた
今は斗真の事考えたくない出たくないけど、、

「出ないの?」と不思議そうに聞く早瀬さんに
これ以上心配かけれないなって私は意を決して
電話に出る

「もしもし…紗奈昨日はごめん。やっぱり美羽と離れたくない俺の話聞いて欲しい」

「ごめん意味わかんない…」

必死に頭をフル回転しても斗真が発する言葉の
意味が理解できない、、昨日は他の女と過ごして一方的に別れを告げられたのに追いつかない

「前から言い寄られてたんだけど断ってて紗奈に何かするって言うから昨日は、、そう言うしかなかったけど俺は本当美羽ぢゃないとダメなんだよ、、」

私は涙がポロポロと落ちてきた
斗真…嘘をついてるのすぐ分かるよ
私斗真と20歳の頃に大学で出会ってもう5年も一緒で斗真の嘘つく時の声のトーンとか
あーあ本当斗真の事大好きだった

「ごめん今は斗真の声聞きたくないさよなら」

私は電話を切った。最悪だな早瀬さんの前で
恥ずかしい部分見られすぎてるな

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