運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-
「おはようございます」
挨拶をして自分のデスクに座る
すぐに部長に呼ばれる…
「柏木…この前提出した資料間違ってる部分多いぞ…もっと気を引き締めなさい」
俺はやっぱりまだ新しくて慣れない業務に
日々追われ怒られ残業の日々…
「柏木君…?大丈夫?」
目がクリッとしててお人形?みたいで
まさに女子って感じの同僚の佐藤麻友
「あっあー大丈夫!徹夜続きで頭バグってるわありがとう佐藤」
俺はハハッと愛想笑いをする
正直こーゆう女は苦手だしこの甘い匂いが俺は苦手だ。
「良かったらどうぞっ甘いコーヒー苦手だった?」
自販機で買った甘い缶コーヒー苦手だったけど
今の俺の心情にはジーンっと染み渡る
「癒された…ありがとう」
「またいつでも話聞くからね頑張ってね」
頑張れのポーズをしながら去って
去り際壁にぶつかる佐藤をみて俺は思わず
本気で笑った佐藤は恥ずかしそうに笑いながら
もうって可愛いなって…えっおいおい
ダメだ同僚としてな…俺には紗奈がいる