運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-
フワッと包まれる匂いは
私が安心する大好きな匂い
でもどうして…
「…早瀬さん??」
「ごめん早めに迎えにきた。車から見てたら揉めてると思って」
息を切らしながら
走ってきてくれた事が凄い嬉しい
「早瀬さん…大丈夫ですよ!揉めてませんよ」
「ごめん俺早とちりだった」
「ありがとうございます」
ぽんぽんと私の頭を撫でくれる
さっきまでのどうしようもない切ない気持ちが
一瞬で吹き飛んだ不思議な人だな
「あっえっと…すいません」
斗真はポカーンと私達のやりとりを見ていた
置いてけぼりにしてしまった
「あっごめん…斗真。。私が今働いてる会社の社長です心配して来てくれたみたいで、、」
斗真がすかさず立ち早瀬さんに挨拶をした
「すいません…勘違いをさせてしまい。。いつも佐々木がお世話になっております。柏木斗真と申します」頭を下げる