運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-
マンションの地下に止めてる車に向かうけど鍵が開く音が鳴る…えっ黒色の高級車が
凄くかっこいい、、早瀬さんって…
助手席の扉をあけて「どうぞ」って
私どこかのお姫様にでもなった気分になる
緊張とドキドキしながら
車に乗り込み「お願いします」と一言伝えた
緊張でガチガチな私に気づいたのか
冗談を混じりながら気にかけて話をしてくれた
「珈琲飲める?」「飲めます」
少し待っててと車を降りていく後ろ姿を
私はしっかり目に焼き付けた
早瀬さんが私を送ってくれたらもう終わる
優しい早瀬さんは私のお礼がしたい事も
きっと断るからこれが最後かもしれない
少しジーンと寂しく思った
「どうぞ少し甘めにしたけど、、」
「嬉しい、、ありがとうございます」
早瀬さんの優しさがまた私の胸をギュッとさせる帰りたく無くなるよ