運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-

早瀬さんの家から私の家の距離は
30分程でアパートに着いた

色々な意味で帰りたくない、、
斗真との思い出も残ってるこのアパート
早瀬さんとさよならをしたらすぐに現実がくる

「大丈夫か?」

私がアパートに着いたのに固まっていたせいで早瀬さんが心配になって声をかけてくれてやっと我に戻った…

「すいません!!また改めて連絡します」

私は深く頭を下げて早瀬さんが居なくなるまで
見続けた寂しくて仕方なかった



ってあれ?Uターンして早瀬さんが戻ってきた


私の横に車を付けて窓が開く
「そんなに寂しそうにされたらさすがに置いてけない、、良かったらこの後時間ある?」

私は嬉しくなって頭を縦に振る、、けど
この状態用意したいお風呂入りたいな…

「今は8時だな、、10時にもう一度ここに来るよ時間早い?」

何でもスマートにサラッと私の思ってる事
考えてる事初めて会ったのにすぐ分かってくれた

「ありがとうございます、、でも迷惑「ぢゃない俺も用意したいから一旦帰るわ!」

どこまでも強引だけどその中にある優しさが私の胸をキューっと締め付ける。早瀬さんの優しさで私の胸は暖かくなった
家に入りたくなかったけど少し元気が出た

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