ずっと、好きなんだよ。
玲音side
夏音が短期留学に行ってから3日が経った。
夏音が出発するまでは、これから2週間会えなくて寂しくなるだろうからと色んなところに遊びに行っていたのだが、ここ3日は久しぶりにバイトに行っていた。
雄馬からあの日の件でいじられるかと思ったが、彼はオレより大人だった。
オレのどんな小さなミスも見逃さず黙ってフォローしてくれ、バイト終わりには気さくに話しかけてくれる。
それで心が軽くなる...と思ったが、実際にはその逆でオレはますます底へと沈んでいった。
同い年の雄馬には出来てオレには出来ない。
その劣等感で奮起出来るほどの力も今のオレにはなくて、
ただひたすら目の前の業務をこなすことでいっぱいだった。
そして、家に帰れば疲労感が一気に溢れてベッドに直行してそのまま眠ってしまう...。
そんな状況が続いた4日目の朝。
枕元の時計が10時を指しているのを見てオレはベッドから飛び起きて慌ててリビングへ向かった。
しかし...遅かった。
母さんはもう出てしまっていた。
母さんは今日から2日間検査入院で、オレが病院まで付き添う予定だったのに...。
はぁ...。
大きなため息が出てそのまましゃがみこんだ。
テーブルの上に置いてあった母さんの置き手紙に目を通す。
夏音が出発するまでは、これから2週間会えなくて寂しくなるだろうからと色んなところに遊びに行っていたのだが、ここ3日は久しぶりにバイトに行っていた。
雄馬からあの日の件でいじられるかと思ったが、彼はオレより大人だった。
オレのどんな小さなミスも見逃さず黙ってフォローしてくれ、バイト終わりには気さくに話しかけてくれる。
それで心が軽くなる...と思ったが、実際にはその逆でオレはますます底へと沈んでいった。
同い年の雄馬には出来てオレには出来ない。
その劣等感で奮起出来るほどの力も今のオレにはなくて、
ただひたすら目の前の業務をこなすことでいっぱいだった。
そして、家に帰れば疲労感が一気に溢れてベッドに直行してそのまま眠ってしまう...。
そんな状況が続いた4日目の朝。
枕元の時計が10時を指しているのを見てオレはベッドから飛び起きて慌ててリビングへ向かった。
しかし...遅かった。
母さんはもう出てしまっていた。
母さんは今日から2日間検査入院で、オレが病院まで付き添う予定だったのに...。
はぁ...。
大きなため息が出てそのまましゃがみこんだ。
テーブルの上に置いてあった母さんの置き手紙に目を通す。