ずっと、好きなんだよ。
「うぅ...さぶっ」
季節は巡り、12月。
今日はクリスマスイブ前夜ともあり、町行く人は誰かと連れ添って歩いている。
そんな中、オレはバイト帰り、1人黄昏て駅前のクリスマスツリーを見ていた。
3ヶ月間、自分が納得出来るまでオレは彼女の前に姿を現さないと心に誓い、ひたすら自分と向き合ってきた。
バイトをなめてまた同じ過ちを繰り返さないよう、シフトを減らし1回ごとに集中して業務をこなした。
そのお陰で前より幾分ミスは減ったように思う。
学業も然りで、オレはキャリアカウンセラーと話し合って将来どうしたいのか、自分にはどんなことが向いているのか分析したりして、オレは1つの指針を導き出した。
オレは...教師になる。
高校時代のオレは自分とあまり向き合えず、成り行きで今の学部に進学して悩んでしまった。
だからこそ、中学や高校の頃から自分自身を見つめて生きるのが楽しいと思える道を生徒達が歩けるようにサポート出来る先生になりたいと思ったのだ。
オレの中にそんな思いがあるなんて気づかなかった。
今まで向き合うのをサボっていただけで、オレはたぶん色んなことを感じていたんだ。
気づくのが遅い。
そう思うのは一体何度目だろう。
いつも遠回りして本当に大切なものがあるのにわざと見えなくして...。
向き合って傷つくのが怖かった。
ほんと、それだけだったんだよな。
怖くて遠回りした結果、やっぱり傷ついて。
結局何がしたかったんだろうって思うけど、でもそれも必要な過程だったんだろう。
失敗から学んだから、さすがにもう大丈夫だ。
つまり、そういうことだ。
時は...満ちたんだ。
会いに行くなら、
伝えるなら、
やっぱり、今日か。
行く、か。
立ち止まってもいられない。
...行こう。
季節は巡り、12月。
今日はクリスマスイブ前夜ともあり、町行く人は誰かと連れ添って歩いている。
そんな中、オレはバイト帰り、1人黄昏て駅前のクリスマスツリーを見ていた。
3ヶ月間、自分が納得出来るまでオレは彼女の前に姿を現さないと心に誓い、ひたすら自分と向き合ってきた。
バイトをなめてまた同じ過ちを繰り返さないよう、シフトを減らし1回ごとに集中して業務をこなした。
そのお陰で前より幾分ミスは減ったように思う。
学業も然りで、オレはキャリアカウンセラーと話し合って将来どうしたいのか、自分にはどんなことが向いているのか分析したりして、オレは1つの指針を導き出した。
オレは...教師になる。
高校時代のオレは自分とあまり向き合えず、成り行きで今の学部に進学して悩んでしまった。
だからこそ、中学や高校の頃から自分自身を見つめて生きるのが楽しいと思える道を生徒達が歩けるようにサポート出来る先生になりたいと思ったのだ。
オレの中にそんな思いがあるなんて気づかなかった。
今まで向き合うのをサボっていただけで、オレはたぶん色んなことを感じていたんだ。
気づくのが遅い。
そう思うのは一体何度目だろう。
いつも遠回りして本当に大切なものがあるのにわざと見えなくして...。
向き合って傷つくのが怖かった。
ほんと、それだけだったんだよな。
怖くて遠回りした結果、やっぱり傷ついて。
結局何がしたかったんだろうって思うけど、でもそれも必要な過程だったんだろう。
失敗から学んだから、さすがにもう大丈夫だ。
つまり、そういうことだ。
時は...満ちたんだ。
会いに行くなら、
伝えるなら、
やっぱり、今日か。
行く、か。
立ち止まってもいられない。
...行こう。