ずっと、好きなんだよ。
美玲さん自身が優しくて温かいから、美玲さんから出る言葉も同じ温もりがある。


美玲さんの言葉は信じていい。


強くそう思える。


しばらくやり取りをしていたら休憩時間があっという間に過ぎた。



「奈和ちゃん、お疲れ様」


「あっ、お疲れ様です」



私と入れ違いに店長が休憩に入るみたい。


なんとなくちょっとまだ気まずいからさっさと片付けて出ようとすると、店長に声をかけられた。



「なんか、ごめんね。気遣わせちゃってるよね？」


「まぁ、ちょっと気まずいですね」


「はははっ！そういうとこだよ。なんでも正直に言ってくれるってことはちゃんと相手と向き合ってるってことでしょ？だから俺は好きなんだ。...って、また言っちゃった」


「何度言われても変わりませんから」


「うん、分かってる。でも、伝えられて良かった。これからも良い上司と部下…まあ先輩後輩で仲良く楽しく、おひさまーとを盛り上げて行こう」



私は大きく頷いて笑みを溢した。


店長に軽く会釈をし、事務所を後にする。


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