原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
マンガなるものを説明するウェズリー本人にも良くわかっていないようなので、それを聞かされるロザリンドはますますわからない。
「とにかく、俺達の住む王国も国民も皆、そのマンガの中の世界なんだって。
で、ミシェルはそのマンガが大好きだったニホンジンだったらしい」
「はぁあ?」
「昨日学院の廊下で転倒して、急にそれを思い出して、自分がそのマンガのヒロインに転生していることに気がついたんだって」
「はぁあ? はぁ?」
何を言ってるのか、訳がわからない!
ロザリンドには、自らをヒロインと言う浮気女の言い分も。
それを言われるまま伝えるバカなウェズリーの言いたいことも理解出来なかった。
だから、つい。
行儀の悪い相槌をわざとした。
「その、はぁあ? って、やめてよ。
令嬢らしさに欠けるよ」
ウェズリーが笑いながら言ったその言葉が。
ロザリンドのモヤりを刺激した。
何が可笑しくてニヤニヤしているのか。
やめてよ、なんて言える立場か。
そうか、やめて欲しいなら。
もう一回言ってやる。
「とにかく、俺達の住む王国も国民も皆、そのマンガの中の世界なんだって。
で、ミシェルはそのマンガが大好きだったニホンジンだったらしい」
「はぁあ?」
「昨日学院の廊下で転倒して、急にそれを思い出して、自分がそのマンガのヒロインに転生していることに気がついたんだって」
「はぁあ? はぁ?」
何を言ってるのか、訳がわからない!
ロザリンドには、自らをヒロインと言う浮気女の言い分も。
それを言われるまま伝えるバカなウェズリーの言いたいことも理解出来なかった。
だから、つい。
行儀の悪い相槌をわざとした。
「その、はぁあ? って、やめてよ。
令嬢らしさに欠けるよ」
ウェズリーが笑いながら言ったその言葉が。
ロザリンドのモヤりを刺激した。
何が可笑しくてニヤニヤしているのか。
やめてよ、なんて言える立場か。
そうか、やめて欲しいなら。
もう一回言ってやる。