原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
第27話
グレンフォール公爵家から戻ってきたロザリンドは、玄関ホールまで迎えに出たオスカーにも何も告げず、そのまま部屋に引きこもってしまった。
今夜のディナーも要らない、とメイドに言付けをして、早々にベッドに入ってしまったらしい。
「貴方がすげなく断るから」
『お義兄様と結婚を』と言った義妹にオスカーが待ったをかけたことを義母は言っているのだ。
「……」
「貴方を責めてるんじゃないわ、それは誤解しないでね?
妹として過ごしてきて、急にその気にならないのは仕方のないことですもの」
ロザリンドがそう言い出した時は、義母だって
驚いて口をポカンと開いていたくせに。
ところがしばらくすると、考えを切り替えて
『そうだ、そうなればオスカーもロージーも
ずっとこのウチに居る』と俄然乗り気になった。
「陛下はウチに借りがあるから、承認されやすいでしょうから」
そして、気持ちが追い付いていない義父のお尻を叩いて、
『陛下に直ぐに婚約届けを出しましょう』と言い出した。
今夜のディナーも要らない、とメイドに言付けをして、早々にベッドに入ってしまったらしい。
「貴方がすげなく断るから」
『お義兄様と結婚を』と言った義妹にオスカーが待ったをかけたことを義母は言っているのだ。
「……」
「貴方を責めてるんじゃないわ、それは誤解しないでね?
妹として過ごしてきて、急にその気にならないのは仕方のないことですもの」
ロザリンドがそう言い出した時は、義母だって
驚いて口をポカンと開いていたくせに。
ところがしばらくすると、考えを切り替えて
『そうだ、そうなればオスカーもロージーも
ずっとこのウチに居る』と俄然乗り気になった。
「陛下はウチに借りがあるから、承認されやすいでしょうから」
そして、気持ちが追い付いていない義父のお尻を叩いて、
『陛下に直ぐに婚約届けを出しましょう』と言い出した。