原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
「そうしたら、ロージーはもうミシェルのことを知っていたらしくて。
お前が話していたのなら、そう言ってくれてたら」
「……俺はロージーに何も言ってなかった」
「そうか、お前じゃないなら……
俺とミシェルの話は有名だった、と言っていたから。
既に誰かから教えられていたんだな……」
ウェズリーは本人も悪気はないが、他人の事も疑わない。
否定したオスカーの言葉を信じた。
それでそれだけで。
ウェズリーはこの事については深く考えていなかったが、オスカーは誰かから婚約者の不貞を聞かされたロザリンドの気持ちを考えて暗くなった。
「最初は普通だったのに、話の途中で急に怒りだして、俺に文句を言い続けて。
別人みたいで、いつものロージーじゃなかった」
ウェズリーの言葉は言い訳にしか聞こえない。
幼い頃からの婚約者に傷つけられて、平常心でいられるはずはないだろうに!
お前が話していたのなら、そう言ってくれてたら」
「……俺はロージーに何も言ってなかった」
「そうか、お前じゃないなら……
俺とミシェルの話は有名だった、と言っていたから。
既に誰かから教えられていたんだな……」
ウェズリーは本人も悪気はないが、他人の事も疑わない。
否定したオスカーの言葉を信じた。
それでそれだけで。
ウェズリーはこの事については深く考えていなかったが、オスカーは誰かから婚約者の不貞を聞かされたロザリンドの気持ちを考えて暗くなった。
「最初は普通だったのに、話の途中で急に怒りだして、俺に文句を言い続けて。
別人みたいで、いつものロージーじゃなかった」
ウェズリーの言葉は言い訳にしか聞こえない。
幼い頃からの婚約者に傷つけられて、平常心でいられるはずはないだろうに!